そこが知りたい!エコモチ企業インタビュー

エコモチ導入検討中の、セイコーエプソン株式会社様が、エコモチ企業にインタビューを実施してきました。

【聞き手】
セイコーエプソン株式会社 経営戦略室 地球環境推進部
小平喜美子さん、田畑岳雪さん、小笠原仁美さん

Vol.2 株式会社日本経済広告社様

【話し手】
株式会社日本経済広告社
取締役プランニング&クリエイティブ担当 馬場滋さん
第3営業部第12営業局第1部 部長 津田将光さん
第3営業部第12営業局第2部 アカウントマネージャー 加藤保さん
第3営業部第12営業局第2部 阿藤寛幸さん
プランニング本部都市開発プランニンググループ第2プランニンググループ 角掛紀恵さん

エコモチが社員の「気づき」のきっかけに

小平
エコモチのような活動は任意参加で行う場合が多いと思いますが、今回御社が全員参加で実施された理由を教えてください。

馬場
いろいろな社内の意見を聞きたかったので、今回は全員参加にしました。

小平
参加者の反応はいかがですか?

馬場
弊社はエコモチを始めて3週間ほど経ちますが、初期段階として「気づき」のレベルはクリアーできたと思います。しかしエコモチを社員に「義務」として続けさせるのは正直難しいと感じています。マンネリ化しないために工夫を取り入れることが課題だと思います。
たとえば弊社は紙の使用量がとても多い会社ですので、社内用資料の印刷を両面白黒印刷にしたり、サイズを見えるレベルで最小にしたりするなど紙の使用に対しては社員の意識・行動が変わりました。ただ、エコモチの行動メニューに「ノー残業デーを実践した」という項目がありますが、弊社の社員は自己責任感が強く、“残業している”という感覚があまりありません。よって、このメニューには戸惑う姿も見られました。

加藤
私はこれまでエコな行動をすることに少し照れのようなものがあったのですが、エコモチをみんなでやるということでしたので、恥ずかしさや抵抗を感じずにできました。

阿藤
これまで「何をやることがエコなのか?」ということがわからなかったのですが、エコモチの行動メニューを知って、「こういうこともエコなんだ」ということを知ることができました。

寄付文化を根付かせるには意義を知ることが大事

小平
参加者の中で、「エコ活動」と「寄付」はつながっていると思いますか?また、エコ活動が寄付につながることはモチベーションのアップになっていますか?

馬場
正直に言うとエコ活動と寄付がつながらない社員もいます。日本はまだ寄付文化が根付いてないので、腹におちないんだと思います。

田畑
なぜエコモチをやるのか?ということをきちんと社員に説明しないとだめですよね。

馬場
そうですね。寄付先の団体について「なぜこの10団体なの?」という質問がありました。そういう説明が大事だと思います。

小笠原
日本人は小さいころからあまり、ボランティアや寄付になじみがありません。エコモチ事務局さんには寄付先の活動状況の情報などを提供していただければと思います。

ADEXのグリーンエージェンシー構想

小平
エコモチの導入をきっかけとして、今後どのような環境活動を展開されますか?

馬場
まず、社内のエコ活動で何ができるのかということを徹底し、勉強会を開きたいと考えております。また、来年からグリーン部署を立ち上げる予定です。
エコモチについてはWeb自体のおもしろさがあってほしいですね。たとえばシードを得ることで花やキャラクターが育てられたり・・・。もう少しシステムが確立すれば、他にも紹介したいと考えています。
また、弊社は日本で初の「グリーンエージェンシー」になりたいと考えております。グリーンエージェンシーとは環境コンサルと広告会社の中間のような法人のことです。たとえば将来的に、オーストラリア発のライトダウンキャンペーンである「アースアワー」のようなECOキャンペーンを弊社が仕掛けたいと考えています。

小笠原
環境活動は親が子供にする「しつけ」のようなものかもしれませんね。ちゃんと定着するには時間もかかるし、同じことを何度もくり返し言い続けて行く必要がありますね。

馬場
そうですね。エコモチ事務局主催の環境セミナーも定期的に開いてユーザーを増やしていってもらえたらと思います。

以上