【そこが知りたい!エコモチ企業インタビュー】NECパーソナルプロダクツ様
2008.08.06
そこが知りたい!エコモチ企業インタビュー
エコモチ導入検討中の、セイコーエプソン株式会社様が、エコモチ企業にインタビューを実施してきました。
【聞き手】
セイコーエプソン株式会社 経営戦略室 地球環境推進部
小平喜美子さん、田畑岳雪さん、小笠原仁美さん
Vol.1 NECパーソナルプロダクツ株式会社
【話し手】
NECパーソナルプロダクツ株式会社 環境CS推進部
マネージャー 堀口尚良さん、エコモチ担当者 福永泉さん
コンソーシアムで一緒に作り上げてきた「エコモチ」に期待
小平
導入のきっかけを教えてください。また、取り組みによる期待効果をどうお考えですか。
福永
エコモチは、コンソーシアムの時から参加して関わってきましたので、「一緒に作り上げてきた」という思いでいます。本格的にスタートするにあたって、弊社は参加すると決めていました。コンソーシアムの時に、テストランニングを行ったのですが、全社対象で参加を呼びかけて120名ほど参加してくれました。このときの結果で、「意識が変わった」「意識だけでなく行動も変わった」と答えてくれた人が87%でしたので、それですごく効果を実感しました。
また、フルハシ環境総合研究所さんが、環境の分野や、NPO/NGOに関する造詣が深いので、自社でやるよりも安心して任せられるという点がメリットだと思います。
今後いろいろな可能性がふくらんでいきそうなところに魅力を感じています。他の企業とのコラボレーションとか、情報交換ができるという点に期待しています。
全社にエコモチへの参加をこまめに呼びかけ、認知度が徐々に浸透
小平
参加対象者と実際の参加人数を教えてください。
福永
現在は社員だけでなく派遣社員やパートも含めて全従業員に参加を呼びかけています。任意参加の形をとっており、現在は約4000人中、約350名がエコモチに参加しています。
小平
どのように社内にエコモチへの参加を呼びかけているのですか。また、工夫されている点などを教えてください。
福永
テストランニングのときにも全社対象で呼びかけていたのでエコモチ自体の社内の認知度は浸透してきているのかなと思います。今回の本格スタートでの社員の呼びかけ方ですが、省エネ月間のキャンペーンの一環で「エコモチ参加宣言」を呼びかけたほか、イントラネットやメルマガなどで毎回のように、こまめな呼びかけを行っています。
小平
参加者は今後も増えていきそうですか。また、何人位を目標とされていらっしゃいますか。
堀口
今ちょうど350名から伸び悩んでいるので、参加者を伸ばすための次の施策を考えていかないとと思っています。最終的には全員参加を目指したいですが、これまでのさまざまな取り組みの実績でこういったものへの参加は1000人が限界でした。ですので最低限1000人はクリアしたいと思います。
小平
エコモチに対して前向きな意見が多いようですが、その他の意見や要望などはありますか。
堀口
「自主参加を基本としているのであれば、部署ごとでランキングをつけて煽らないで」という意見があります。
NECグループからもエコモチに関心が高まっています
小笠原
NECグループにエコモチを展開していく動きはあるのですか。
堀口
今話をしています。弊社は、NECグループで一斉に行っている意識調査で環境意識が高い層「エコ・エクセレンス層」の割合が現在96%でNECグループトップなのです。グループ全体で60%くらいなので、高いと言われています。この間のNEC環境経営フォーラムでも意識啓発の取り組みの発表の中でエコモチを紹介しましたら、関心が高まってきている様子です。
弊社では今後「エコ・エクセレンス」の人たちに、「行動」をより強化していきたいと思っていますので、その一環としてエコモチを取り入れています。
エコモチの参加率をもっと高めて成果を出していきます
田畑
エコモチのような活動は費用対効果が非常に評価しにくいと思いますが、最終的な評価をどう捉えていきますか。
堀口
社員が変わったという成果を、社員の声を拾って出していくしかないですね。エコモチに参加している人たちの声はまだ吸い上げられていませんので、これからやっていきたいと思います。お金をかけてやっていることなので成果を出していかないとと思っています。参加率が高まれば、社内の理解も高まるかもしれないので成果を出していきたいです。エコモチは来年も継続していく予定です。
参加者の成果が「チームマイナス6%」の「1人、1日、1kgCO2削減キャンペーン」のように、項目ごとにCO2の削減効果として数値で把握できると、”全社で○○トン削減”と訴求できるので是非システム上で「見える化」を実現して欲しいですね。
福永
参加率を高めるためには参加者の満足度や楽しみを増やすことが大事だと思います。そのためには、ログインした後に出てくる画面にもう少し工夫が必要だと思います。今弊社では、ログイン後のマイページのトップに、社員に知らせたい、おすすめエコイベント情報とURLを掲載しています。参加者が毎回楽しみにするような内容があると良いと思います。
エコモチを通じた異業種企業やNPO/NGOとの輪に期待
堀口
今後の広がりとしては、異業種のつながりとか、NPO/NGO団体とのつながりをつくってもらえるとありがたいと思っています。
他社の社会貢献活動の支援にシードを贈るとか、ペットボトルキャップ集めを他社にも協力してもらうとか、輪が広がってくると面白いですね。
以上