【エコモチ活動報告】NECパーソナルプロダクツ様
2010.05.07
エコモチが本格スタートした2008年4月以前からテストランニングのモニターとしても参加されたNECパーソナルプロダクツ様。現在も継続的にエコモチを活用し、社内のエコ意識向上に努められています。NECパーソナルプロダクツ様のエコモチ参加者数は右肩上がりとなっており、その秘訣をお聞きしました。
NECパーソナルプロダクツ株式会社
事業支援部 環境品質CSRご担当 福永泉様
エコモチテストラン時の社内の反応で効果を実感
当社は2008年7月に環境大臣と「エコ・ファースト企業」としての約束をしましたが、認定を受けるにあたり、エコモチ活動が評価されました。
これまでのエコモチとの関わりですが、2007年5月、テストランニングに参加したのが最初です。社内にメルマガでモニター参加者を募集したところ、120名が集まりました。2週間の期間中に獲得されたシード数は3826シードでした。終了時にアンケートを行いましたが、「以前よりも、人への思いやりや、環境にやさしい行動を意識するようになりましたか?」という項目に対して87%が「変わった」と回答。エコモチの効果を実感しました。
2008年4月の本格スタート時には、参加者募集に工夫しました。ちょうど2月の省エネ月間で「ちょいエコアイディア募集」というイベントを実施したのですが、その際に応募者へエコモチへの参加意向をたずねましたところ、246名が参加表明、実際は288名が登録しました。テストランニングの120名から比べると倍以上の登録者という成果が得られました。
参加者数に伸び悩んだ時期の打開策
しかし7ヶ月経過した2008年11月には参加者数が伸び悩むようになっていました。そこでエコモチ活性化策として、「エコモチ新規登録&シード獲得キャンペーン」を展開。これはキャンペーン期間中に新規登録した者やアクション申告をした者を対象に、抽選で20名にプレゼントするというものです。同じ時期に支援先団体を招いた講演会も開催しました。このキャンペーンの結果、66名が新規登録。期間中の獲得シードは7964シードを達成しました。講演会には80名が参加してくれました。
そして、1年後の2009年11月、またもやマンネリ化してきた頃、エコモチ活性化策として今度は「エコモチで、月10tのCO2を削減しよう!キャンペーン」を展開。これは、エコモチ活動によるCO2削減量を気球の大きさで“見える化”したサイトを設置し、メーリングリストにより経過報告を行うといものです。全社に通知した環境月間のサイトにもエコモチの登録方法を再掲載し、登録しやすくする工夫も行いました。
このキャンペーンの結果、新規登録者数が120名、CO2削減量は目標には届きませんでしたが4.6tを達成しました。
さらに2010年の2月には、「エコモチで実らせ!ハートりんごキャンペーン」を展開。
CO2削減100gごとにハート型りんご1個を木に実らせるというCO2見える化の第2弾です。
環境省のチャレンジ25の“ウォームシェア”キャンペーンと連動し、“「 」でいっしょにあったまろう”というメッセージを社内で募集、集まったメッセージをポスターにし社内に掲示したり、パソコンの壁紙にも利用してもらおうというイベントを行いました。
このポスター・壁紙に「エコモチで実らせ!ハートりんご」の木も掲載しました。
このキャンペーンでは、新規登録者数が24名、CO2削減量は3720kg(ハートリンゴの数37個)を達成しました。
当社では、エコモチを活気づけるためこのように定期的にイベントを起こしています。そして、そのたびに新規登録者が増えるという状況が続いています。
現在の課題と今後の取り組み
課題点は稼働率です。登録されたユーザーのアクション申告率が依然として50%程度。半分くらいの人は登録したものの忙しいとかマンネリ化しているということで休眠状態です。
キャンペーン実施期間には稼働率も良くなりますが、期間を過ぎると下がってしまいます。稼働率の改善は今後の課題です。
これからの取り組みとしては、エコモチ活性化イベントを今後も継続的に展開していくこと、CO2の見える化に力を入れることです。当社の環境コミュニケーションの柱としてエコモチを全員参加させるという目標が出されましたので、これからもがんばっていきたいと思います。
以上