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          ◆ エコモチブックレビュー ◆
            『グッド・ニュース』
     (デヴィッド・スズキ他 共著 ナチュラルスピリット発行)
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環境問題と言えば、「バッド・ニュース」ばかりのように思えます。
アル・ゴアの映画『不都合な真実』はタイトルからして「バッド・ニュース」を表し、見ようとしない人もいれば、見て絶望してしまう人もいます。
この本では、環境問題の深刻さは事実の半面にすぎないことを明らかにしてくれます。世界には、数々の深刻な問題を解決に導く道筋を示してくれる多くの「グッド・ニュース」があります。単なる「グッド・ニュース」の紹介にとどまらず、なぜそれが「グッド・ニュース」なのか、その「グッド・ニュース」をモデルに他でも展開させるにはどうしたらよいか、そこまでのヒントが詰まっている一冊です。

持続可能性に取り組んでいる人々の共通点として、著者はこう言っています。

“私たちが最初に気づいたことのひとつは、良いニュースを私たちに届けてく
れている人たちを見ると、(中略)。必ず地元に基盤を置いているか、地域の
住民と密接な関係を保っている。”

 
私たち一人ひとりが持続可能性について考える時、まずは地元から、足元からという視点で考えてみることが大切なのではないかと思いました。

本書は、環境問題をどうしたら解決できるのか、学びたい方におすすめです。

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