【今日は何の日】6月18日考古学出発の日
2009.06.18
考古学出発の日
1877(明治10)年、大森貝塚を発見・発掘したアメリカの動物学者、E.S.モース博士が来日した。
6月20日、モース博士が汽車で横浜から新橋へ向かう途中に貝殻が堆積しているのを発見し、まもなく発掘調査が行われた。これが日本で初めての科学的な発掘調査で、日本の考古学の出発点となった。
(「今日は何の日~毎日が記念日~」より)
環境考古学
みなさんは、「環境考古学」という学問分野をご存知でしょうか?
環境考古学とは、「自然環境」と「社会環境」の相関関係を考古学の視点から探る学問です。つまり、人間が社会環境を築くために、自然環境にどのような影響を及ぼしてきたのか、また、自然環境が、人間の築く社会環境にどのような影響を与えてきたのかを、古代環境の痕跡に基づいて追求していくのです。
「自然環境」と「社会環境」
持続可能な社会は、「自然環境」と「社会環境」の関わり合い方を考える社会と言うこともできるかもしれません。
「自然環境」と「社会環境」の持続可能な関わり合い方をビジョン化する上で、NGOナチュラル・ステップの提唱するシステム4条件が参考になります。
<ナチュラル・ステップのシステム4条件>
1.自然の中で地殻から堀り出した物質の濃度が増え続けない。
2.自然の中で人間社会の作り出した物質の濃度が増え続けない。
3.自然が物理的な方法で劣化しない。
4.人々が自からの基本的ニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出してはならない。
条件1~3は、「自然環境→社会環境」という視点、条件4は、「社会環境→自然環境」という視点で設けられた条件と言うことができるでしょう。
「the NATURAL STEP」: http://www.tnsij.org/index.html