路面電車の日
1995(平成7)年のこの日に、路面電車を持つ自治体が開催した「路面電車サミット」で制定。
「ろ(6)でん(10)」(路電=路面電車の略)の語呂合せ。
「今日は何の日~毎日が記念日~」より) 

路面電車と環境
みなさんは、日本でも各地で路面電車が活躍していることをご存知でしたか?
そして、近年、路面電車が再び注目を浴びているようなのですが、その理由のひとつに環境問題があるのです。それは、マイカー、つまり乗用自動車の普及と関係しています。
マイカーは、自分の好きなときに、好きな場所へ移動できる大変便利な乗り物です。今や、一家に一台が当たり前の時代になりました。しかし、このマイカーの普及は様々な環境問題を引き起こしています。マイカーの製造・使用・廃棄時に必要とされるエネルギー、その結果生じるCO2量は、マイカーの製造台数に比例して増加します。また、排気ガスによる大気汚染、特に渋滞時の汚染は深刻です。
そこで、公共性の高い路面電車が再評価されているというわけです。
http://www.nies.go.jp/kanko/news/17/17-1/17-1-08.html

移動の環境負荷を考える
職場に向かう、休日に家族と旅行に出かける、など現在の私たちの生活には移動が必要不可欠です。また、その手段も、自動車、電車、バス、自転車、徒歩、など様々です。
環境負荷を考えると、近距離の移動には徒歩や自転車などが、遠距離の移動でもバスや電車など公共の移動手段を利用することが好ましいですね。
とはいえ、自動車が必ずしも悪というわけではありません。ただ、乗る機会を選択する必要があります。乗る機会が少ない方は、カーリースの方がお得になることも多いかもしれません。これは、「所有からサービスへ」などと言われる考え方ですが、物質的価値への依存から脱却し、サービス的価値に注目しようとするものです。また、ハイブリッド車などエコカー減税の対象車も増えてきましたね。

エコモチの行動メニューでも、「出張をやめてテレビ会議または電話会議にした(エコレベル4)」、「社用車の利用を控え公共交通機関を利用した(エコレベル3)」、「公共交通機関の通勤に切り替えた(エコレベル5)」など、移動に関するものはエコレベルが高くなっています。これは、移動に関する環境負荷が高いことと同時に、行動改善で環境負荷を大きく低減できることを意味しています。