私たちはすっかり環境でできている
2009.08.18
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◆ エコモチブックレビュー ◆
『蝶文明』
(正木高志著 株式会社さんこう社発行)
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今回は熊本県で農園を営むかたわら、環境問題について講演や執筆活動を
行っている正木高志さんの本をご紹介します。これは環境と自分のつながり、
平和と環境のつながりについて書かれた本です。
本の中で心に残った1節をご紹介します。
『骨も皮膚も血液も、目も耳も口も、みんな食べものですよね。食べなかった
ものはありません。…からだはすっかり食べたものからできています。
では、食べたものとは何でしょう?魚にしろ、木の実にしろ、動物の肉にしろ、
米も大豆もそれらはみんな環境です。そしてそのひとつひとつが、たとえば
トマトは水や土や日光などのトマト以外の環境からできています。
…そのように私たちはすっかり環境でできているのです。
自分と環境の間に境はありません。』
ふだん自然とのふれあいが少ない生活を送っていても私たちと環境はつながって
いるということを再認識させてくれる1冊です。
正木高志さんホームページ
http://masakitakashi.com/
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