スタッフブログ最新記事一覧
2010.07.06
2010.07.06
2010.04.19
エコモチの支援先活動でもあるジョイセフ様の「ホワイトリボン運動」が、いま「MODE for Charity」というキャンペーンイベントを開催中ですのでお知らせいたします。
いま開発途上国のいたるところでさまざまな要因によって母親となる女性たちが命を落とし、新たな道、夢、そして未来が奪われています。その数は1分に1人…。
「MODE for Charity ~babies and mothers~」は洗練されたファッションや楽しいイベントを通してこれらの問題を1人でも多くの人に知ってもらい、世界中のお母さんと赤ちゃんと救う「ホワイトリボン運動」を推進するために立ち上げられたプロジェクトです。
第1回となる2010年は国際協力NGOジョイセフを通じ、アフリカのザンビア共和国コッパーベルト州マサイティ郡の女性たちが安全に出産できるよう支援します。
http://www.modeforcharity.jp/
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2010.03.08
南米チリ中部で2月27日、午前3時34分(日本時間同日午後3時34分)ごろ、
マグニチュード(M)8.8の大地震が発生しました。
チリ政府はいったん802人と発表した死者数について、4日になって
「行方不明者の数が混じっている可能性がある」と述べた上で、同時点で
279遺体が確認されているものの、全体の死者数は「不明」と訂正して
います。
発生から1週間経つ現在でも強い余震が起こり、混乱が続いています。
エコモチ事務局としても被災地の助けになるべく、活動の一環として、エコモ
チ参加者のみなさまにも緊急支援の協力を呼びかけることにしました。
エコモチで支援しているNPO・NGO団体が、各地で被災地の救援活動を行ってお
りますので各地で行われている活動状況を紹介するとともに、みなさまからの
ご支援をお願い申し上げます。
以下、各団体の現地での活動および支援方法をご紹介いたします。
各団体から発信されている情報をもとに編集、発信させていただきます。
詳細については各団体にお問い合わせくださいませ。
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2010.01.20
2010年1月12日午後4時53分(現地)、ハイチでM7.0の地震が発生しました。
死傷者多数。政府が非常事態を宣言しています。
震源地に近い首都ポルトープランスでは甚大な被害が広がっています。
医療機関、大統領府、国連本部を含む多くの建物が崩壊し、数千人の人々が瓦礫の下敷きになっていると推測されます。
ハイチは中南米の最貧国であり、国民の80%が貧困の中で暮らしています。
地震がもたらす影響は計りしれません。
エコモチ事務局としても被災地の助けになるべく、活動の一環として、エコモチ参加者のみなさまにも緊急支援の協力を呼びかけることにしました。
エコモチで支援しているNPO・NGO団体が、各地で被災地の救援活動を行っておりますので各地で行われている活動状況を紹介するとともに、みなさまからのご支援をお願い申し上げます。
以下、各団体の現地での活動および支援方法をご紹介いたします。
各団体から発信されている情報をもとに編集、発信させていただきます。
詳細については各団体にお問い合わせくださいませ。
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2010.01.15
ストップ温暖化「一村一品」大作戦全国大会に向けてウェブ投票をお願いします!
環境省が行う温暖化対策「一村一品・知恵の環づくり」事業の一環である「ストップ温暖化!愛・知恵の環コンテスト2009」において、2009年11月14日愛知県内の地域で展開する温暖化対策の中から意義深い活動であるとして、エコモチが「特選」を受賞しました。
メッセナゴヤ会場にて御投票いただいた皆様、ありがとうございました。
特選受賞により、「ストップ温暖化大作戦」愛知県代表として2010年2月13〜14日に東京(ニューピアホール)にて開催される全国大会に出場することとなりました。
全国大会では、1月12日より2月8日までウェブ投票を受け付けています。
エコモチに、みなさまからの一票をご協力お願い申し上げます。
http://www.jccca.org/daisakusen/
2009.10.21
ハンガー・フリー・ワールドさんからのイベント情報です。
食べることから世界を見ると?
大きな地図の上で世界の現状を体感しよう
イベント情報URL http://www.hungerfree.net/event/event04.html
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2009.06.19
エコモチ支援先団体「ジョイセフ」さんのお知らせを掲載します。
◆―――企画展「リサイクル&リユースで国際協力」6/22-7/3――――◆
[1]特別企画 講演会(要申込み・無料)
「国境を越えてよみがえるモノたち~リユースによる国際協力の取組み~」
(日時)6月30日(火)18:30-20:30
(講師)(財)ジョイセフ 国際協力推進課長 簡野芳樹氏
(場所)(財)自治体国際化協会 会議室
(料金)無料
(定員)50名
本講演では(財)ジョイセフが行っている、放置自転車・ランドセル
・学用品等のリユース品を途上国へ届ける取り組みを紹介します。
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2009.06.08
語り手
株式会社ラッシュジャパン
エシカルコミュニケーションチーム PR スーパーバイザー
椎木麗様
聞き手
株式会社フルハシ環境総合研究所
エコモチ事務局 猪鹿倉陽子
今回はフレッシュハンドメイドコスメの会社であるラッシュジャパン様にエシカルについての考え方やラッシュとしての取り組みをお伺いしてきました。
ラッシュジャパン様はエコモチ事務局からのお知らせメールの中からエコモチ支援団体の財団法人ジョイセフ様の活動を知り、ミャンマー・サイクロン災害の際、手づくりせっけんの支援を行われたそうです。
【化粧品開発のための動物実験は必要か?】
-ラッシュではお客様に対しても「動物実験反対」のキャンペーンを行うなど、強いメッセージを発信されていますね。
「はい。実は、一般的なボディソープやシャンプー、整髪料、身の回りにある化粧品が開発されるまでには多くの場合、その影響を調べるために動物実験がおこなわれています。自然由来の成分の利用で安全性が確認された成分のみを使っていれば動物実験は必要ありませんが、現在でも新成分の研究や開発のために動物を使った実験がおこなわれています。
しかし、ラッシュは創業当時から「動物実験反対」を主張しており、原料の買い付けは動物実験を行わない会社からのみ行っています。ラッシュの製品は自然由来の成分や長い歴史の中で安全性が確認されている合成物質しか使用していません。」
【ラッシュにとっての「エシカル」とは】
-日本ではまだ「エシカル」という言葉はあまり聞きませんがラッシュでは「エシカル」という言葉をどのようにとらえ、取り組んでいますか。
「エシカルはもともと“倫理的な”という意味ですが、エシカルとは「respect others(他者を尊重する)」ということだと考えています。この場合の他者というのは、地球環境、動物、植物の種、原料をつくる農家、労働者、消費者などすべてのものを指します。他者を尊重するということはエシカル(倫理的であること)につながっていく、という考え方です。
英国のラッシュでは『ダメなことに対してはNOを主張する』という姿勢が強く、コスタリカでの乱獲が問題になっているサメからとれるフカヒレを食べないという反対キャンペーンや、不必要な空港の建設の反対運動への支援などを行っています。
日本ではこのような方法とは異なった形でラッシュジャパンとしてその国をよくしていくためにメッセージを発信しています。それは企業としての責任だと思っています。」
-「respect others」ですか。たしかにそういうふうに言われると地球環境の問題も途上国の問題についても包括的に表していて、わかりやすいですね。具体的にどのような方法でメッセージを発信しているのですか。
「製品としては動物実験をしていない会社から原料の調達をするということ、原料はできるだけ国産のものを使用し、輸入はアボガドなどの国内で手にいれることが困難なもののみとしています。最近ではバナナがフィリピン産から有機栽培された国産のものになりました。また、『チャリティポット』という商品の商品代金を様々なNPO/NGOに寄付する取り組みもおこなっています。ラッシュのお客様は環境に対しても高い意識をもっていらっしゃる方が多く、店頭でも必ず袋の有無を聞いています。」
【ラッシュからみなさまへ】
-商品やお店からお客様にさまざまなアクションを起こされているんですね。最後に記事を読まれている方々にメッセージをお願いします。
「ラッシュでは『新鮮』『手づくり』『安全』『愉快』をモットーにしています。使いたくなるような楽しい製品を通してエシカルについて知ってほしいと思います。それから、ラッシュの製品に限らず、物を買う時には『その商品はどこからくるのか?』『原料の生産地の状況はどうなんだろう?』『この商品を買ったお金はどこへ行くのか?』など、その商品と社会、地球環境とのつながりを意識してほしいですね。私自身も今の担当になって日頃からこうしたことを考えるようになりました。でも、これはいい変化だと思っています。買い物はある種の『投票』です。自分が納得した商品や企業に票を投げたいですね。」
-ありがとうございました。商品の背景に意識をむけるということが大切なんですね。これからも社会に向けて様々なメッセージを発信し続けていってください!
ラッシュジャパンホームページ
www.lush.co.jp
2009.06.01
前回はエシカルという言葉の定義についてお伝えしましたが、今回は欧米でエシカルの取り組みが注目されている「ファッション」の分野についてお伝えします。
(第1回目の記事はこちら エシカル特集第1回 エシカルって何?
http://www.ecomoti.jp/news/?p=170)
2009年3月5日、GEIC(地球環境パートナーシッププラザ)で行われた「エシカルを着る」というテーマのセミナーに参加してきました。スピーカーはオーガニックコットン衣料の生産・販売を行っている株式会社アバンティ代表の渡邉智恵子氏、児童労働問題に取り組む特定非営利活動法人ACEの白木朋子氏でした。
【綿製品の現状と問題】
みなさん、身近な綿製品がどのように作られているか考えたことはありますか。
一般的な綿製品ができるまでには大きな2つの問題があります。
まず1つ目は綿花の栽培や製品化の時の農薬・化学薬品の利用です。
渡邉氏から聞いたお話によると、綿の栽培には世界で使われている農薬の10%が使われており、Tシャツ1枚の綿花を栽培するのに150gの化学薬品が使われているといわれています。綿の栽培では農薬・化学肥料・除草剤が使われ、生地への加工の段階でも綿の油分をとるための化学薬品や着色料、柔軟剤などが使われているそうです。一見ナチュラルなイメージの綿製品ですが、実はこのような工程を経て私たちの元へ届いています。
綿製品をめぐる問題の2つ目は綿の生産者たちの貧困問題です。
綿花を作る農民たちはまず、種子や農薬など栽培に必要なコストをまかなうために借金をします。しかし綿花の栽培は自然条件に左右され、想定した収入が得られないこともあり、収入が安定せず100%借金を返せるとは限りません。また、先進国で生産されている綿花のうち、90%は遺伝子組み換えのものです。遺伝子組み換えの綿は人工的に授粉する必要があり、たくさんの労働力を必要とするため、安い賃金で雇える、10歳前後の子どもたちが授粉作業に駆り出されています。
白木氏のお話によると、このような子どもたちの家庭は貧困家庭が多く、日雇い労働に依存している状況です。また、親が病気や障害を持っているなどの理由で働けなかったり、借金をしてしまったために、その返済のために子どもが働かざるを得ない場合が多いそうです。
【企業の問題把握と、消費者が製造過程に対して意識を向けることが大切】
このような問題は、綿の生産地から遠く離れた日本に住む私たちは普通に暮らしていたら絶対見えないことだと白木氏はおっしゃっていました。製品の裏側にある児童労働のような問題は物理的な距離が遠く目に見えにくいため、意識されることは少ないのです。ですから、まずは製品を作る側がそのような問題に目を向け、問題が起きていないかどうかを把握することが重要です。
また、様々なものを買っている私たちがその製品の製造工程に目を向け、エシカルなものを支持することが企業を動かすことにつながります。そして、消費者がエシカルな選択をするためには製品を作る側が製造過程の情報を消費者に公開していかなければなりません。
生産地から離れた日本だからこそ、エシカル・コンシューマーやエシカル・カンパニーを増やしていくことが大切です。
株式会社アバンティ
http://www.avantijapan.co.jp/
特定非営利活動法人ACE
http://acejapan.org/
2009.05.01
「エシカル」という言葉を聞いたことがありますか?
「エシカル(ethical)」はもともと「倫理的な」「道徳上の」という意味の英語です。
最近ではこういった意味に「環境に配慮した」という意味もプラスされて使われるようになっています。主にイギリスで定着している言葉で、日本でいう「エコ」に近い形で使われています。
具体的には「エシカルファッション」や「エシカルコンシューマー(倫理的消費者)」といった使われ方をしています。エシカルファッションとは製品の原料から加工・生産・流通などの工程が環境や社会に配慮されているファッションのことです。環境にやさしい素材を使用しているか、労働者への搾取が行われていないかなどが重視されます。このように、環境や社会に配慮した工程・流通で製造された商品を選択する消費者のことをエシカルコンシューマー(倫理的消費者)といいます。
ジーンズで有名なリーバイ・ストラウス社はかつて、バングラディシュの工場で不当な児童労働をさせているとして、アメリカで不買運動をおこされました。これをうけて、会社は児童労働をやめ、子どもたちを会社の負担で学校へ通わせ、卒業後は優先的に雇用したそうです。この行動は高く評価され、消費者が倫理観を求めていることを示しました。
今、あなたが使っているものや着ているもの、食べているものはエシカルでしょうか?
商品がいつ・どこで・どんな状況で作られたのかということについて考えるということがエシカルへの第1歩です。
■エシカル関連Webサイト
greenTV「エシカルファッションショー」
http://www.japangreen.tv/life/#/000129
BBC(英国)「Ethical Man」(英語)
http://www.bbc.co.uk/blogs/ethicalman/
[参考書籍:「ECO ACTION 地球を救うエコアクション」(社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会発行]